二〇二六年 二月 二十六日 雨水〔 二十四節気 〕 / 十日夜〔 月 〕
box size / 34 × 27 × 10 ( cm )
Scraps of fabric / 絹、綿、麻、毛、古布
¥ + tax
娘たちのための、世界にひとつしかない親の手仕事に、心を縫い込めた静かなひとときを想い返すだけで、温かなものが体内を巡っていきます。居相として創作を始めてから大きく変化した出来事の一つは、娘たちへ仕立てる自家製の衣服を、制作端布を用いて手芸として日常に生かすことでした。小さな身体のために裁断したかのような端布を組み合わせて、その日その日の温気を縫い込めていった記憶が仕事をとおして今もふと、蘇ってきます。手芸は内在する心との対話であり、一針一針を縫いすすめるなかで、自然とほどけ安らいでいく時間でもあります。手仕事を通して自身の癒し(ケア)と向き合いながら、生活のすぐそこにある日々のゆたかさに気づきを得て、その時間を共に分かち合えたらと願っております。
今回も一種類の箱でご用意致しました。素色(白、生成)と暗色(茶、藍、墨)の絹、綿、麻、毛が混合して入っており、昨年のluce(台北)、うつしき(福岡)、APOLOGIA(千葉)での催しに使用された端布が主となります。家周辺で採取した草木根皮染の色物の布や、古布も少しばかり混入しています。上記「気色」より、写真をご覧いただけます。掲載写真はほんの一例となります。約30 ~ 40種の様々な布、約30㎝ ×30㎝の大きさを土台にそれ以上、以下の様々な、裁断そのままの大きさで箱の中身を構成しております。開けてからのお楽しみに。毛、絹を混入しないようにすることも可能です。お問い合わせ時にお申しつけ下さいませ。すべての布は、居相の創作活動に欠くことのできない布の端布を大切に保管しておいたものです。私達の制作風景がひろがる裁断したままの手跡、手工、染色の試作を想い起す布の端布で、手芸ある日々を共に致しましょう。今の高度な意匠上の美化のための技芸ではなく、家族や自分のための、すこやかな暮らしに祈りを縫い込めた上手でない縫い物を、個人の純度で、個人の心のために、ご活用頂けたら嬉しいです。
手芸を通して、ご縁がありましたら幸いです。
※誠に申し訳御座いませんが、数量に達したため受付を終了させて頂きます。