i a i / 居相 - Earth clothes - Based in mountain village / Japan.「 一日一衣 」

2019 . 9 . 13 ( Fri ) - 9 . 15 ( Sun )

お問い合わせ | i a i / 居相 - Earth clothes - Based in mountain village / Japan.「 一日一衣 」 お問い合わせ | i a i / 居相 - Earth clothes - Based in mountain village / Japan.「 一日一衣 」 i a i / 居相 - Earth clothes - Based in mountain village / Japan.「 一日一衣 」 元伊勢外宮豊受大神社 神楽殿  「 光々凡々 展 」

i a i Exhibition ” 光々凡々 ”
2019 . 9 . 13 ( Fri ) – 9 . 15 ( Sun ) / 10:00 – 16:00
元伊勢外宮豊受大神社 神楽殿にて

 

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大江山麓の山村に暮らし
凡そ五年の月日が流れた
この土地に導かれ
心にとどいた感触をなぞる日々から
衣は生まれてきた
たとえばそれは
風のとうめいなかがやき
山のおおらかなふくらみ
ひかりゆすれる木
なだらな野原
かぐわしい石
ほの白くひかる水
光があたる草
星と原のけはいをきいて
土地をふくんだからだは満ち満ち
手は自然とうごいた
想えば自分の呼吸がいそがしかった五年前には
感覚しなかったことを
土地からまなばせてもらった
尊い生きものたちが身のまわりにあるもので
巣をつくるように
手そのものをささやかな道具として
あまたの呼吸と心をかよわし
心にとどまった四季が衣の光象として現れる今
内からありがたい想いが込みあげてきた
すでにある土地のきれいなものと手を交わし
素朴な山の神々に
これまで迎えてきた日々を奉げる
清らかに体内をあふれる水の感触は
自然と親しみ湧いた水であるということ
凡々である暮らし そこに光々とかがやく
身近な宇宙を讃えわかちあい
小さくもゆっくりとこの土のうえで成長しています
というご報告を衣をとおして
i a i / 居相

 

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場所 : 元伊勢外宮豊受大神社 神楽殿 – 京都府福知山市大江町天田内六〇
— ○京都縦貫道 / 舞鶴大江ICから約15分 駐車場有
●丹後鉄道 / 大江高校駅前から徒歩15分
●大江駅で市営バス ( 大江山の家 方面 ) 外宮下車
乗車時間 07:12/08:07/10:53/12:50/13:55

 

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一年の中で最も澄みきったお月さまが照らす仲秋の名月から三日間、元伊勢外宮豊受大神社の神楽殿にて。
丹後屑繭による欅、合歓木、葉桜、苗代苺、猫柳、馬刀葉椎、苧麻の葉染めによる草々の長衣、古布近江赤麻や古布能登上布が襟や袖に煌き、江戸後期からなる本藍木綿の衣々に金糸で星をつなぐ。また家前の畑で育った由良川藍、発酵草木による水田の泥染め、手紡ぎカディコットンの暈し泥染め、湖南省より手績み手織りの麻布をもちいた働衣、野蚕の羽織、村の笠菅で編んだ草を布にくるんで光る帯、笠菅で綯った縄の肩さげ袋、村に自生する数珠玉の葉、楮の皮、千萱で綯った縄、赤目柏の樹皮、苧麻の繊維、棕櫚の葉で編み上げる庶民道具、村の方々が生みだす手漉き丹後和紙の袋、苧麻の手毬、藁の籠、苧麻と石の置物。
すべて一点物、土地の呼吸に触れて手から形作られたものばかりです。
ご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。

 

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